美川憲一が苦言…NHK紅白が失った“マンネリ感” テレ東「年忘れにっぽんの歌」が受け皿に
<私に今後、紅白の可能性があるかどうかはわからないけど、番組はどんどん若年化しちゃってるじゃない。これには少し物申したいところはあるの。やっぱり紅白はすべての年齢層の人たちが楽しめる番組なの。いっそ、その年のヒット曲を集めるというのはやめにして、前半は若手、後半は昭和のヒット曲を振り返る番組にしたらいいんじゃないかしら>(「週刊ポスト」1/1・7合併号)
週刊誌上でこう語っているのは2009年以来、紅白歌合戦出場が遠ざかっている歌手の美川憲一(75)。
近年、紅白では美川のほかにも大御所歌手の出場機会が失われている。今年の「第72回紅白歌合戦」の出場者に、昨年まで50回連続出場していた五木ひろし(73)の名前がなかった。和田アキ子(71)、小林幸子(68)、山本譲二(71)などの姿も見られなくなっている。それに対して起用が目立つのが、動画やSNSなどで話題の歌手やバンドだ。
「その年ヒット曲を出した歌手と、往年のヒット曲を持つ大御所のバランス感で高視聴率を維持していた紅白の構図が崩れ、視聴率は30〜40%台で推移しています。ここ最近の新陳代謝は、近年ヒット曲がないにもかかわらず出場し続けている大御所のマンネリ感や高齢化によるところが大きい。また音楽を聞く機会がレコードやCDからストリーミングなどに移り変わり、誰もが知っている国民的ヒットが出づらくなっている中で、当然の流れではあります。ただ、かつてダウンタウンの松本人志さんが紅白には“マンネリ感”が必要と話していたように、最近の紅白を見ていると子供からお年寄りまで楽しめる国民的番組でなくなりつつあるのを感じています」(女性週刊誌記者)