オダギリジョーは「カムカム」で“低視聴率男”の汚名をそそげるか

公開日: 更新日:

 オダギリが12年4月期に主演したドラマ「家族のうた」(フジテレビ系)は、日曜夜9時台という数字を見込める時間帯にもかかわらず、民放のゴールデンタイム帯史上最低の3.1%を記録した。その後、オダギリの“黒歴史”を蒸し返すような報道が後を絶たず、最近も〈“低視聴率男”のイメージが定着してしまっている〉〈アクの強さが浮いてしまい、物語(カムカムエヴリバディ)がギクシャクしてしまわないか心配だ〉〈オダギリが負のエネルギーを抑えられるかが、今後のカギになりそうだ〉などと酷評する記事があった。

「オダギリさんが漂わせるミステリアスな雰囲気はG帯ドラマに合いにくいのは事実でしょう。そのため、最近の彼の仕事は映画にシフトしつつありました。しかし昨年、NHKは『オリバーな犬、(Gosh!!) このヤロウ』で彼に演出・脚本・出演の機会を与えたり、彼の魅力を最大限に引き出そうとしています。今回、深津さんを主演に起用したことといい、今のところ『カムカム──』の制作は絶妙だと思います」(芋澤貞雄氏)

 オダギリは高い評価を得たまま「カムカム──」の登場シーンを終えられるか。“低視聴率男”の汚名をそそげるかどうかは、演出だけでなく脚本家の腕にもかかっている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    松坂桃李「御上先生」は連ドラの“勝ちパターン”を外してしまった? 1ケタ陥落で疑われる《失速と中だるみ》

  3. 3

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 4

    なぜオリ山岡泰輔だけが名前を晒されたのか…SNSでは「不公平」「一律公表すべき」の声

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希 異例の「マイナー相手に実戦登板」で見えた首脳陣の痛恨トラウマ

  1. 6

    大河「べらぼう」で横浜流星を食う小芝風花“瀬川”大好評も 迫る「身請け」危機…視聴率ついに1ケタ台突入

  2. 7

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 8

    大阪万博パビリオン建設は“24時間体制”に…元請けの「3月中には完成させろ!」で危惧される突貫工事の過酷労働

  4. 9

    “選挙のプロ”立花孝志まさかの凡ミス赤っ恥…第一声「神戸→船橋」急きょ変更のお粗末

  5. 10

    岡田将生『御上先生』での悪役ぶりが好評 顔面美を生かした怪演で俳優としての地位確立