フリー俳優になる東出昌大の暗い前途…成功した「フワちゃん」との決定的な違い
中居正広(49)、満島ひかり(36)、米倉涼子(46)、フワちゃん(28)ら大手芸能事務所を退社し、フリーランスになる芸能人が増えている。
発売中の写真誌「FLASH」が俳優・東出昌大(33)が1月31日をもって所属事務所ユマニテを退社すると報じ、今週はモデルで俳優の渡部豪太(35)が自身のインスタグラムで24年所属したスペースクラフト・エージェンシーを昨年10月に退社していたことを発表した。
「当然ですが俳優やタレントはフリーになれば、これまで事務所に引かれていたお金が全額自分の収入になります。ただ、実際はスタイリストやメーク、マネジャーなど、必要に応じてスタッフを自腹で雇うだけでも手間暇と費用がかかります。フリーになって長い女優の夏木マリさんも『フリーになるのは賛成、でもお金は貯まらないわよ』と若手にアドバイスしていました。自分で電話番やスケジュール管理までするとなると、かなりの時間を取られることになります」(芸能関係者)
前出のフワちゃんは人気も知名度も“未成熟”のままワタナベエンターテインメントから独立してフリータレントになったが、レギュラー、準レギュラーを合わせると出演番組は片手では収まらない売れっ子だ。
制作側が大手プロの所属俳優しか使わない理由
「バラエティータレントは万が一のことがあっても基本的に代わりがききますから、フワちゃんのように人気があってそこそこギャラを抑えられるフリーの若手がいればむしろ重宝されます。しかし、役がつく俳優は事情が全く異なります。撮影期間中には代わりがききませんし、もし代役が見つかったとしても撮り直しなどで膨大な損害賠償金などが生じる場合もあります。なので制作側は、いざという時の保証がある大手芸能事務所の所属者しかキャスティングの対象にしていないことがほとんどです。よほど、俳優本人に信頼があるか、もしくはそのようなマネジャーが一緒にいない限りは、大作品に起用してもらうのは難しいと思います」(映画やテレビドラマなどのキャスティングを手掛ける関係者)
現在、フリーの俳優で制作側とそれだけの信頼関係をしっかりと築いているのは「ドクターX」の主演を務める米倉涼子と、満島ひかりくらいだろう。残念ながら米倉や満島と東出では俳優としてのキャリアが違うし、はっきり言って東出に対する信頼はないも等しい。東出はマネジャーもつけず、ひとりで全てやっていくつもりらしいが、撮影現場の宿泊先に交際相手を連れ込むような男が、果たして自己管理をできるのか。いずれにせよ、フリーになる東出の記念すべき第1作に注目が集まっているのは間違いない。