アンジャッシュ渡部建は“市場芸人”に活路あり 豊洲バイト経験とグルメの知名度を生かす時

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■“市場芸人”に活路

 グルメ本を出すほど、食への思い入れの強い渡部は、飲食店に通い詰めるだけでなく、活動自粛中には「日本の台所」といわれる豊洲市場でボランティア的にアルバイトも経験している。

「長引くコロナ禍で苦境に陥っているのは飲食店だけではありません。食材を店に卸す市場関係者の大変さは飲食店以上です。オンラインや移動販売などで、一般向けに直接物を売ったりと生き残るために努力しているところもあります。まん延防止等重点措置によって飲食店への来客が激減するなか、高級魚をはじめ食材が行き場をなくしている状況で、仲卸業者で廃業したところも倒産寸前のところも少なくありません。コロナ中に豊洲でバイトしていたからこそ、市場の状況について誰よりも熟知しているはずです。今こそ知名度を生かす時ではないでしょうか」(前出・飲食店関係者)

 本格的な活動再開とはいかないものの、少なくない人たちが渡部の力を求めているというのだ。

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