ジャガー横田長男やっと高校合格…それでもやはり「戦術ミス」を指摘する声
良い悪いは別として、都立高校の受験は当日のペーパーテスト以上に比重が決して軽くない「内申点の壁」が常に指摘されている。都内中学生や保護者の間で「先生へのごますり点」「ヘーコラ点」などと揶揄されているものだ。
大維志君が公開しているSNSなどを見る限り、中学校の先生らに対して積極的に「ごますり」「ヘーコラ」できたとは見えないから、なかなか難しかっただろう。
さらに今回の件で指摘されているのが、「優秀な親ほど都立高校の受験を分かっていない」ということだ。
「進学高出身の親にありがちなのですが、自分は勉強ができて、当たり前のように内申点が高かったため、それを気にかける必要がなかった。だから、仕組みがよくわからない。それで自分の子どもに対しても『当日のテストで点数を取ればいいよ』という思考に陥りがちになるのです。つまり、自分と子どもは違う、ということが分かっていない。さらに言うと、今回のケースの場合、木下さんは北海道出身でしょう。都立高受験の〝内申偏重の独特なルール〟をよく分かっていなかったこともある。それは、木下さんが『現代の高校入試は、中学入試と同様に、親が頑張る入試なのだと、振り返って感じます。僕の頃は、自分と学校の先生だった気がするのですが』と語っていたことからも推測できます。今の都立高受験というのは、親も学校行事に積極的に参加しないと評価されない面があるのは否めませんからね」(前出の塾講師)
とにかく、大維志君が高校生になったことを喜びたい。