存在感を増す「配信サービス」ドラマでは視聴人数を無視できない域に到達

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 最後は今から7年前に始まった「TVer」などの番組の無料配信サービスと視聴率の関係について解説する。

「TVer」は多様化する視聴環境に対応するために設立された、在京民放5社や在阪準キー局が運営する各局独自の配信サービスとは別のプラットフォーム。簡単にいえば、民放が運営する見逃しサービスを集約する“まとめサイト”だ。「TVer」の存在価値が俄然、注目を浴びるようになった理由は個人視聴率に匹敵する数字だ。

 独自入手した各局の「AVOD」(アドバタイジング・ビデオ・オン・デマンドの略で広告を視聴することで動画コンテンツを視聴できる配信サービスのこと)実績ランキングの「ドラマ&バラエティーベスト3(2月28日~3月6日配信分)」を見てみよう。集計の都合でやや古いデータであることはご容赦いただきたい。

 各数字は「配信サービスによる視聴人数」と「個人視聴率」だが、先述の通りビデオリサーチ社は関東地区における個人視聴率1%は約42万2000人に当たると算定しているから「テレビで見た視聴者数(関東地区)」も推計できる。

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