一方、バラエティー番組は、ドラマと違い、その週を見逃したところで視聴者が置いてけぼりになることはないからか、テレビ視聴の方が優位。ドラマはすでに配信での視聴人数を無視できない域に達しているのだ。
今度も「見逃し配信」や「同時配信」がますます進むと考えられる中、視聴率を視聴人数に、逆に視聴人数を視聴率に換算する手法はさらにブラッシュアップしていくだろう。
オワコンと言われて久しいテレビメディアだが、あの手この手で視聴者を獲得し、スポンサーのCM出稿を勝ち取る手法は研ぎ澄まされていくはずだ。やはり“視聴率”は、金のなる木なのだ。 (おわり)
(文=在京キー局編成マン)