清原果耶と小芝風花の女優人生を左右する「決定的な違い」…2人ともブレークはNHKから
清原果耶(20)が主演の連ドラ「ファイトソング」(TBS系)が15日で終わった。来月9日から小芝風花(24)主演の「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪─」(テレビ朝日系)がスタートするが、清原と小芝、人気の若手女優2人には“共通点”がある。
2人ともまだ売り出し中の2015年に、波瑠(30)がヒロインを務めたNHK朝ドラ「あさが来た」に出演。NHKにかわいがられて注目度を高め、ブレークしているのだ。
「『あさが来た』からは同じく売り出し中だった吉岡里帆とか、男性ですがディーン・フジオカら、後の主役級が次々と輩出されました。平均で23.5%の高視聴率を記録したのも納得です」(テレビ誌ライター)
清原は「あさが来た」で女優デビュー。18年放送のNHKドラマ10「透明なゆりかご」でドラマ初主演を果たし、19年の「なつぞら」で2度目の朝ドラ出演、そして昨年の「おかえりモネ」でヒロインを務めた。前述の「ファイトソング」で民放連ドラ初主演。
一方の小芝は、17年放送のNHKの単発ドラマ「ふたりのキャンバス」でドラマ初主演。19年のNHKドラマ10「トクサツガガガ」で主演を務めたあたりからブレークした。20年の「妖怪シェアハウス」第1シリーズで民放連ドラ初主演。
「2人ともNHKに才能を見いだされ、NHKのドラマで実力を蓄えて開花した。王道のパターンを歩んできた点は、よく似ています」(前出のテレビ誌ライター)
清純派の“呪縛”から抜け出すのは大変
が、決定的な違いもあるらしい。ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏が言う。
「ファンが抱いているイメージです。どうも清原さんのファンは、彼女に正統派の清楚系であってほしいという願望が強いようで、『ファイトソング』で演じたヒロインについても、〈乱暴な言葉遣いの清原果耶は見たくない〉なんて書き込みが少なくなかった。清純派の女優にありがちな“呪縛”から抜け出すのはなかなか大変そうで、今後の役柄の幅にも影響しそうです」
一方の小芝だって清楚系だが、かといって役柄の幅は狭くない。
「コメディーからシリアスまで、オタク女子や不思議ちゃんなど、小芝さんはどんなキャラを演じても違和感を持たれません。清原さんと同じく中高年のファンも多いですが、〈小芝風花はかくあるべし〉という縛りが、ほとんどない。化粧品のCMで若い女性の支持も広がっています」(山下真夏氏)
その違いが、2人の今後の女優人生にどう影響するか、だ。