市川海老蔵がスポンサー探しに奔走…自主公演“襲名”画策のウラにある「脱・松竹」

公開日: 更新日:

 TikTokのインフルエンサーなど若い女性との“パパ活”多重交際が報じられた市川海老蔵(44)が襲名披露に向けて動いている。

 20年に開催されるはずだった襲名披露がコロナ禍で延期になり、はや2年。海老蔵は自主公演での襲名披露を模索しているというのである。目下、海老蔵の事務所関係者が披露興行にかかる資金を提供してくれるスポンサー探しに奔走中で、大手出版社や中国企業などにアプローチの声がかかっているという。

 自主公演となると勧進元の松竹が所有する歌舞伎座での興行は不可能だが、ある関係者が声を潜めてこう内情を明かす。

「先方(海老蔵側)は国立劇場で公演する予定で話をしています。国立劇場は公立のホールですから何も問題ない。国立劇場側もコロナ禍で収益が下がっているうえに、建て替えを控えているので大歓迎らしい」という。

目指すは人間国宝

 松竹に“自主公演”について問い合わせると「現時点で予定が決まっているのはホームページに掲載している5月まで。(自主公演については)現時点では把握していない」(担当者)との回答だったが、海老蔵は愛息・堀越勸玄(9)にも“早く名跡を継がせたい”とスポンサーには説明しているという。なぜそこまで海老蔵は襲名披露を強行したいのか。前出の関係者がこう続ける。

「自身の襲名が遅れると、人間国宝になるのも遅れるという焦りがあるようです。やはり名跡を継いでからの年数も国の評価に影響しますから。また最近の多重交際報道は氷山の一角で、叩けばホコリが出る可能性があり、早く襲名興行を終えたいのでは、という話も漏れ伝わっています。コンプライアンスが厳しく問われる時代だけに、もう“歌舞伎役者だから”と言い逃れできるとも限りません。そして何より“松竹の呪縛から自由になりたい”というのが真意ともっぱら。団十郎、そして人間国宝になれば歌舞伎役者の頂点ですから誰も文句は言えなくなります」

 都内に300坪の敷地を有した生家は92年に市川家の借金を肩代わりした松竹に権利移転しており、昨年、松竹がゲーム会社に売却。海老蔵は松竹への“借り”が解消された。松竹の顔色をうかがうことなく、大企業をスポンサーにつけて興行を打つ海老蔵流の“襲名”はどんな形で実現するのか。 

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  3. 3

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  4. 4

    中居正広まるで“とんずら”の引退表明…“ジャニーズ温室”育ちゆえ欠いている当事者意識に批判殺到

  5. 5

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  1. 6

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ

  2. 7

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 8

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  4. 9

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  5. 10

    東野幸治とハライチが春の番組改編で大ピンチ…松本人志、中居正広のスキャンダルでトバッチリ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  2. 2

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  3. 3

    東野幸治とハライチが春の番組改編で大ピンチ…松本人志、中居正広のスキャンダルでトバッチリ

  4. 4

    元兵庫県議の死をめぐり虚偽情報拡散…立花孝志氏は名誉毀損で立件なるか?若狭勝弁護士が見解

  5. 5

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  1. 6

    綱とり出直しの琴桜に必要な「脱・頭でっかち」…初場所の足を引っ張ったのは考えすぎる悪い癖

  2. 7

    TBS「報道特集」が検証…立花孝志氏が流したデマと恫喝の実態

  3. 8

    文春訂正で中居正広ファン分裂! 「本人は無罪」vs「悪質性が強まった」で大激論

  4. 9

    中居正広トラブルへの関与を改めて否定も…フジテレビ“当該社員”に「緊急異動」発令で社員ザワめく

  5. 10

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋