華原朋美は「夫に離婚歴」、キンコン西野は「勝手に入籍」…芸能人“婚姻トラブル”なぜ相次ぐ
最近、芸能人の「婚姻トラブル」が相次いでいる。華原朋美(47)の夫で所属事務所マネジャーの大野友洋氏に離婚歴があり、前妻との間に3人の子供がいたことを発売中の「週刊文春」が報じている。また、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣(41)も15日、身に覚えのない婚姻届が提出されたことを自身の音声プラットフォーム「Voicy」で明かしている。
華原は当初、婚前に大野氏から戸籍を見せられ、未婚であることを確認したと完全否定。しかしながら14日に自身のユーチューブで「嘘をつかれて籍入れちゃってバカみたい。(事実を知っていたら)付き合ったかもしれないけど結婚しなかったと思う」と事実を認めた。大野氏は元妻に対するDVがあったとも報じられており、現在、華原は弁護士と相談中と明かしている。
一方、西野は13日、自宅ポストに区役所から“婚姻届不受理”の通知が届き、心あたりのない婚姻届が提出されていたことが発覚。「結構スルーされて勝手に籍入れられるの、まあまああるんだって」と役所でのやりとりを語った。
書類さえ整えば工作できる戸籍のトラップ
公的手続きで、なぜこのようなトラブルが起きるのか。家族問題評論家の池内ひろ美氏がこう言う。
「戸籍は本籍地を移転(転籍)すると離婚歴は引き継がれません。原戸籍謄本を取得すれば、過去の結婚、子供の有無もわかりますが、普通はそこまで考えが及ばないと踏んで、自ら進んで身の潔白をアピールしたのでしょう。西野さんの入籍トラブルに関しては、戸籍謄本の取得が難しいので、提出書類不備で連絡が来たのでは。
離婚の場合は双方に確認の通知が届くのですが、入籍に関しては“役所が慶事を詮索するのはおかしい”という観点で書類さえ整えば受理されてしまい、“法の抜け穴”になっており、アイドル時代の南野陽子さんもファンに婚姻届を出されるなど、度々被害が報じられています。DVやモラハラをする方は相手をコントロールするためなら努力を惜しみませんし、不正に芸能人と入籍するような人物も粘着質で非常に危険です。しかし、現行法では防ぐのが難しい問題です」
有名人ゆえのリスク。国も改善策を考えるべきかもしれない。