まださようならは言えないけれど…竜ちゃん、謹んでご冥福をお祈りいたします
上島竜兵が亡くなったことがいまだに信じられない。毎日テレビなどで報道されているのを見て事実なのだと思っても、そんなわけない、嘘だ、嘘であってほしい、と頭の中で繰り返し悲しさが日増しにジワジワくる。ワイドショーからこの件についての出演依頼が多数来たが断った。
しゃべる仕事なのだから親が死んだ時でもどんな時でもマスコミ対応をしてきたが、今回はかろうじてコメントは出せたけれど、顔出しはできなかった。竜ちゃん、なんてことをしてくれたんだ! あんたのせいでみんな暗くなっちゃったよ。何に悩んで何に苦しんでいたのかわからないけど、それはないよ。助けてあげられなかった無念さが周りのみんなにどっすんときて、悲し過ぎる。
誰にも言えなかったのか? 志村さんだってきっと驚いてると思う。竜ちゃんと私は同学年。たくさん仕事もしたね。優しい性格で私ががんを罹患した時にとても心配してくれて、その後も会えばいつも気遣ってくれた。ある時は誕生日にひとりで居酒屋にいたら、可哀想だからって近所のスーパーを駆けずり回ってケーキとワインを買って来てくれた。でも竜ちゃん、こんなところを人に見られたらもっとむなしいよ、と言って大笑いしたね、うれしかったよ、ありがとう。