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立岩陽一郎ジャーナリスト

NPOメディア「InFact」編集長、大阪芸大短期大学部教授。NHKでテヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て現職。日刊ゲンダイ本紙コラムを書籍化した「ファクトチェック・ニッポン 安倍政権の7年8カ月を風化させない真実」はじめ、「コロナの時代を生きるためのファクトチェック」「トランプ王国の素顔」「ファクトチェックとは何か」(共著)「NHK 日本的メディアの内幕」など著書多数。毎日放送「よんチャンTV」、フジテレビ「めざまし8」に出演中。

6月1日は「電波の日」 NHKの前身が民放設立に猛反対していた理由

公開日: 更新日:

 日本経済新聞編集委員として放送を取材してきた松田浩氏は、戦前の日本放送協会では職員は「3テイ」と揶揄されていたと著書に書いている。それは帝大卒、逓信省(現在の総務省)出身者しか出世できず、その結果、職員はやる気を失い低能だ……との陰口だ。

 もちろん、現在のNHKは東大卒ばかりではなく、総務省出身者はいない。しかし帝大、逓信省を「権力に従順な職員」と訳すことは可能かもしれない。その「権力」は政府かもしれないしNHK会長かもしれない。その結果としてもたらされる職員への影響が心配される。

※コラムへの感想や意見は以下のアドレスへ。
 tateiwa@infact.press

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