著者のコラム一覧
芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

橋本環奈を射止めた中川大志が払う重いツケ…「これから」の大切な時期に色眼鏡

公開日: 更新日:

「鎌倉殿の13人」の畠山重忠役でようやく認知度がアップしたが…

「確かに今回の報道は、中川のメリットになることの方が断然多いでしょう。ただ、何とも気になるのは、中川の役者としての立ち位置……将来像です。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のイケメン武将・畠山重忠役は高い評価を集めましたが、今の段階で、彼の代表作は? と聞かれて何人がパッと答えられるでしょうか。民放各局のプロデューサー的立場の人間に聞いても『あぁ、日本テレビ系の日曜ドラマ枠で史上最低視聴率記録を残した彼ね……』という反応が多い。昨年7月期の『ボクの殺意が恋をした』が大コケしたことがまだ忘れられていないのです。そんな状況で『橋本環奈のカレシ』の代名詞が付くことは、必ずしもプラスばかりではないでしょう。24歳と役者としてまだまだこれからなのですから、制作サイドや視聴者から“色眼鏡”で見られることはなるべくなら避けたいところでしょう」

 中川側にも慎重に将来像を模索しているフシがうかがえる。「鎌倉殿──」で準備期間も入れれば約1年ほどの長期スケジュールを終えたばかりなのに、11月6日の東京の明治座を皮切りに福岡、大阪と、自身2度目のミュージカル(初演は2008年のジュニアミュージカル)「歌妖曲~中川大志之丞変化~」で座長を務める。

 映画も前述の「ブラック──」に続き、来年公開予定の「スクロール」が控えている。順調に仕事は入っているのだが、時代劇のすぐ後にミュージカル、その合間でファンタジーミステリーと青春群像劇……それだけ器用なのかもしれないが、役者としての“核”が見えてこないのは筆者が鈍感だからだろうか。

「タレントのイメージが重要視されるキャスティングですから、“橋本環奈のカレシ”というイメージが邪魔をして、例えば“汚れ役”にキャスティングすることをプロデューサーたちが尻込みすることも十分に考えられますよね」(前出の芸能プロ関係者)

 橋本の初めての交際報道の相手となった“代償”はいかばかりか。重圧をはねのけて、ますます活躍することを祈るばかりである。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  2. 7

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  3. 8

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が