進化した「美魔女コンテスト」 ファイナリスト全員が全力ポジティブ&ワーキングウーマン!
これにはSHOWROOM配信審査の影響も大きいようだ。最近のアイドルはもちろん、ミスコン、雑誌の専属モデルなどは動画配信がマスト。以前の読者投票は誌面のビジュアルだけが評価基準だったが、今は動画配信で“トーク力”も必須。視聴者からの“共感要素”が求められるようになっている。
美魔女たちも1日に3回なんて当たり前、寝起きメークも移動中も配信。配信に対する熱量は10代のアイドルと変わらない。ただ、オトナの女性は輝く笑顔の“背景”の人生経験、インテリジェンスがトークの強みに。ゆえに起業、子育て、離婚など苦労を乗り越えたポジティブな女性が支持を集めたようだ。こうして最終選考まで、仕事・家事・育児に加えて、3カ月半の動画配信、ブログ配信、水着審査に向けたボディーケアなどを精力的にこなしているとは美魔女のパワフルさに脱帽である。
■次は上海進出
今後は上海での開催も予定されているという同コンテスト。まさに不景気などどこ吹く風、美魔女こそ弱った日本の救世主かもしれない。
(取材・文=岩渕景子/日刊ゲンダイ)