グッチ裕三は旧知の仲 レコードにサインしてあげたら「こんなのゼッテー、売れね~」って

公開日: 更新日:

 グッチ裕三は、ビジーフォーになる前の「いそがしバンド」の頃よりさらに前から知っています。古いんですよ(笑)。

 当時、赤坂のライブハウスで歌っていたのね。アタシもデビューしたばかりの頃です。ステージが終わってグッチが車で帰るところを見つけて、「あ! グッチの車だ! 女の子乗せてるぞ!」。アタシと当時スカラ座で働いていた時の友達とで、ボンネットに体をのっけて、「ね~、どっこ、行っくの~」って暴れてやったの(笑)。グッチは「勘弁してくれよ~」って。何度も恨まれましたよ(笑)。そんな遊びばかりしてましたね。

 その店は日本人バンドは入れない。だから日本人はグッチだけ。あとは外国人ばかり。アフロヘアにして、顔も少し黒く塗っていたと思う。シャネルズが出るずっと前から、そんなふうにして歌ってたんです。

 当時から歌のセンスは抜群、とくにソウルはうまかった。リズム感が体にしみ込んでる感じ。しかも見るたびにうまくなっていくんです。人の見ていないところで随分勉強していたようですね。

 ものまねもそう。ものまね四天王と言われていた頃も、モト冬樹と真剣にものまねのこと考えて研究してるんだけど、外にはその真剣さが映らないの。そこが彼らの凄いところです。一生懸命やってるんだよ、みたいなところが全然見えない。だから面白い。必死にやってるのがわかっちゃうと面白くないでしょ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 3

    立花孝志氏の行為「調査要求」オンライン署名3万6000件に…同氏の次なるターゲットは立憲民主党に

  4. 4

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    斎藤元彦知事に公選法違反「買収」疑惑急浮上しSNS大炎上!選挙広報のコンサル会社に「報酬」か

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議