TBS安住伸一郎アナの値打ちが“不在”で際立つ…4日からコロナ休養「THE TIME,」精彩なし
TBSの安住紳一郎アナ(49)が新型コロナウイルスに感染し、4日から朝の情報番組「THE TIME,」を欠席中だが、TBSは改めて存在の大きさを痛感しているのではないか。安住アナは月~木曜の同番組のほか、生番組では土曜夜の「情報7daysニュースキャスター」、日曜朝のラジオ番組「安住紳一郎の日曜天国」を担当。その他、金曜の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」はメインMCの中居正広(50)が病気療養中の留守を預かり、年末はレコード大賞など特番の司会も務めるなど一極集中状態。安住のいない「THE TIME,」は精彩を欠き、ネット上では「安住アナいないとつまらない」「見る気がしない」といった声とともに「お大事に」「働きすぎ」といった安住を心配する声しきり。コロナ禍で、視聴者も代打出演に慣れているが、安住の代役はそうそういないことがわかる。
■高いアナウンス力とテレビ愛
同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。
「安住さんが評価される理由は卓越したアナウンス力はもとより、テレビ愛、人間力ではないかと思います。バラエティーでは素直に感情を表現し“毒”も吐き、ビートたけしさん、三谷幸喜さんとくみしながら『情報7days』をニュース番組にまとめ上げ、レコード大賞のような本道の司会や『ぴったんこカン・カン』のようなちょっと懐かしい司会進行をこなせるのは子供の頃からテレビが好きでくまなく見ていた人ならでは。またどう番組全体を料理すべきか、口に出さなくともプロデュース側の視点をもって料理している。安住さん独特の“毒”は、我が道を行く姿勢から磨かれたもので、万人に好かれようとするだけのアナウンサーにはできない。彼が尊敬している久米宏さんとの共演の際、久米さんのそっけない会話の節々に安住さんには脅威を感じていたようでした。また、これだけ忙しくてもラジオを辞めないのはアナウンス力、リスナーとの会話から生まれる人間力を常に磨いている証し。自分の中にブレない核を持って、歩みを止めないからこそ求められる逸材なのだと思います」
不在のときこそ真価を発揮。“求められる男”には理由があるようだ。