高橋幸宏さんは多彩で多才の人 音楽、映画、ファッションに通じた「人生の達人」の足跡

公開日: 更新日:

 小5でドラムを叩き、高2でスタジオミュージシャンに。テクノバンド「YMО」などで活躍したミュージシャンの故・高橋幸宏さんは映画ファッションにも通じ、俳優やデザイナーの顔もあった。

 まずは映画。「YMОの『東風』『中国女』『マッド・ピエロ』はゴダール3部作と呼ばれていますが、あれは高橋さんがゴダールのファンで、だからゴダール映画のタイトルから曲名がつけられたそうです。『男と女』もお気に入りで、公開時はまだ中3ながら、劇場で18回も見たのだとか。その公開から53年後に製作された続編『男と女 人生最良の日々』では、日本公開にあわせたイベントに出演していました」

 そう宣伝プロデューサーは振り返る。

 フランス映画「個人教授」(1968年)が公開されると、主演俳優ルノー・ヴェルレーのファッションに憧れて、フレンチアイビーで決めた。立教高校時代はMr.VANの白シャツにマドモアゼル・ノンノンのコーデュロイのパンツをあわせ、リトルホンダで登校していたという。YMО時代からブランド「Bricks」「Bricks Mono」を立ち上げ、ファッションデザイナーでもあったセンスも早熟であったのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動