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高倉文紀美少女・女優評論家

札幌市生まれ。女優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がける。映画パンフレット、芸能プロダクション・企業向け分析リポートの執筆も担当。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

北川景子はクールビューティーも温和なキャラも両方ハマる“絵になる女優”

公開日: 更新日:

 女優が主演級で息の長い活躍を続けるためには、圧倒的に似合うハマり役があったとしても、一つのパターンばかり演じて飽きられるのは避ける作品選びが重要。

 かつて菅野美穂は20代の頃に映画「富江」で主演して脚光を浴びてホラー映画のオファーが山ほど来たが、ホラー映画女優という色が付かないように当時のマネジメントスタッフが断っていたという。

■美しいビジュアルに加え、芯が一本通っている

 北川景子もまたクールビューティーというイメージの座標に決してとどまらず、つねにチャレンジしている。今作「女神の教室」は、前田旺志郎が演じる素朴なお調子者キャラを除くと、残りの教え子の学生(演じているのは南沙良ほか)がいずれもクールで、北川景子は仲良くなろうと歩み寄る側の役で、彼女の女優としての守備範囲の広さを表している。

 彼女が幅広い年齢層の男女に支持されているのは、ビジュアルが美しいだけでなく、芯が一本通っていることがにじみ出た人間性の魅力も共感を得ているからだろう。

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