ジャニーズ「ゴリ押し」で日本アカデミー賞“権威失墜”…レコード大賞と同じ末路をたどる?
■事務所として賞レースに本格参戦か
そんなジャニーズで初めてアカデミー賞を受賞したのは、15年に最優秀主演男優賞(「永遠の0」)と最優秀助演男優賞(「蜩ノ記」)の2部門を制した岡田准一(42)。それを機にアカデミー賞とジャニーズ事務所の距離は一気に縮まった。
「特に今回は『ラーゲリより愛を込めて』の評価が高く、助演に安田顕さん、ジャニーズなら中島健人さんがノミネートされないのはおかしい、という声が多いようです。『月の満ち欠け』は俳優陣の評価はいいものの、ストーリー自体はあまり評価が高くなく、『ホリック』はあまり話題にすらならなかった。映画ファンは目が肥えているので《もっと他にノミネートされるべき人がいるはず!》と納得していない人も多いのでしょう」(同)
主催の日本アカデミー賞協会としても、話題性やテレビ放映時の視聴率のみでなく、ジャニーズファンを手っ取り早く駆り出したい理由があるようだ。
「授賞式はチケットが販売されるので、集客のために人気がある人を受賞させたいという主催者側の本音はあると思います。今年の授賞式観覧チケット代は4万1000円。ファンにとって、同じ空間で推しの晴れ姿を見られる金額としては安いと思うでしょう」(芸能ライター)