サンモニ、報ステとも時間帯視聴率「1位」 首相官邸から目の敵にされる番組ほど面白い
高市早苗氏の「大ファン」発言に羽鳥慎一はありがた迷惑
「サンモニも含めて、いずれもコメンテーターが安倍首相の独走に批判的な論陣を張っていました。面白いことに、それらの番組は、いまや世帯視聴率で同時間帯トップの人気です。忖度なしの姿勢に視聴者は留飲を下げ、支持され続けているということです」(報道番組元プロデューサー)
そして、首相官邸の「けしからん番組」のキャスター・コメンテーターほど“好きなランキング”上位というのも、安倍首相や周辺をイラつかせていたのだろう。
文春オンラインの「信頼するキャスター&コメンテーターベスト10」で、1位は「モーニング」玉川徹、2位は「報ステ」大越健介、「サンモニ」青木理も8位に入っている。お上が「けしからん」というものほど巷で喝采を浴びるのは、二条河原の落書の時からそうなのだ。
「各番組のチェックは、内閣広報室の職員3人が専従でやっているといわれています。それぞれのコメントの長さまでストップウオッチで測っているというから、ご苦労なこってす」(メディアアナリスト)
高市大臣は「羽鳥アナウンサーの大ファン」なので、「テレビ朝日をディスるはずもございません」なんてウケ狙いの答弁をしたけれど、こういうのをありがた迷惑というんだろうな。
(コラムニスト・海原かみな)