武田真一アナ民放デビュー1週間の通信簿 識者は「DayDay.」を“たまごっち的番組”と評価

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「武田アナの真面目さ、誠実さを前面に、最大公約数を取りにいった印象を受けました。飛び道具もなく、やわらかく、優しく、ふんわりした空気感は視聴者側にとても見やすい。日本テレビの巧妙な演出であるとともに、これが時代が求める番組の“色”なのだと思います。山里さんと武田さんの2人の距離感が縮まってきたとき、どう変化するのかも期待ができるし、現時点では及第点。今後は『笑っていいとも!』の『テレフォンショッキング』のような核となるコーナーができれば定番化していくのでは」

 武田アナは「ブランド名、言ってもいいんだ~!」など、民放初体験ならではの感想を吐露。2日目の番組冒頭で反省会を始めるなど、腰の低さもみせている。元テレビ朝日のプロデューサーで「モーニングショー」の制作にも関わった経験のある鎮目博道氏は「武田アナの“育成を楽しむ”たまごっち的な番組」としてこう続ける。

■武田アナは“何もしなくても番組が回る”座組

お笑いに特化したTBS系の『ラヴィット!』、ニュース好きの高齢者に支持されるテレビ朝日系の『モーニングショー』がある中、『DayDay.』はフジテレビ系の『めざまし8』のように中庸的な視聴者層を取って強くなろうという戦略だと思います。初週の5日間はコメンテーターの知名度や人数などすべてバリエーションをつけて、どこに特化していくか方向性を探っている。日テレのデータに基づいた戦略です。絶妙なのは武田さんの立ち位置。進行は女性の黒田アナが担当し、スタジオトークは山里さんが回していて、実は武田さんが“何もしなくても番組が回る”座組です。

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