東山紀之の「マッチ発言スルー」より深刻…和田アキ子沈黙でTV局の“ジャニーズ忖度”ハッキリ
■ご意見番の和田アキ子も沈黙を貫く
『アッコにおまかせ!』はジュリー社長の謝罪動画は流したものの、出演者が話題に触れることはなく、“芸能界のご意見番”和田アキ子も口を開かなかった。
「アッコさんはジャニー氏と麻雀仲間で合宿所にもよく行っていたとテレビでも話していました。何も知らないことはないでしょう。昔からの友人だから言いづらいのか、現役のジャニーズタレントや子供の頃から知っているジュリー社長に配慮したのかわかりませんが、一言何かあっても良かった。和田さんらしくないなと思いました」(前出のベテラン民放スタッフ)
ジャニー氏の性加害については50年前以上から疑惑が燻り続けており、週刊誌や夕刊紙では報道され、告発本も出版された。2003年には東京高裁で性加害が認定されている。しかし、テレビ局は黙殺してきた。ようやく報道を始めたが、ジャニーズ忖度はまだ続いている。これは『たかが芸能』で片付けられる問題ではないという。
「『頭が上がらない組織には配慮する』という体質では、『政治や経済についても報じるべき問題を報じてないのではないか?』という疑念が生まれます。すると、テレビへの不信感につながる。ずっとジャニー氏の性加害について報道してこなかったことはテレビ局とジャニーズの関係という個別具体的な事例に見えますが、1つの大きな組織に忖度するのは、他の大きな組織にも同じように対応している可能性が高いから問題なんです」(前出の週刊誌記者)