「私のバカせまい史」好評は“プレゼン形式”にあり バカリズム×フジテレビは相性抜群

公開日: 更新日:

「私のバカせまい史」(フジテレビ系)が面白い。2022年2月から3度の特番、深夜帯での放送を経て、今年4月からレギュラー化。「まだ誰も調べたことがないせまい歴史を紹介し、バカバカしくも知的好奇心をそそるバラエティー」というコンセプトが何とも秀逸だ。

 これまでフジテレビは、日本の市場を歴史上の出来事に置き換えた「カノッサの屈辱」、役に立たないが周りに教えたくなる雑学を紹介する「トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~」といったニッチな番組を作ってきたが、「バカせまい史」が特別なのはプレゼン形式を用いたことだ。

 近いスタイルなら、13~14年にかけて放送されていた教養バラエティー「100秒博士アカデミー」(TBS系)が思い浮かぶ。しかし、番組MC(研究長)の存在を考えた場合、バカリズムが不定期に開催しているライブ「バカリズム案」のフォーマットを踏襲したと見るほうが自然だろう。

「バカリズム案」は「甲子園の土を誰がメルカリで売るのか」などニッチな問題を取り上げ、バカリズムが勝手に想像した背景や流れを提示して観客を笑わせるライブだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造