「らんまん」資金繰りに困る万太郎に過去の“恩返し”が…倉木の切れ技シーンにネットは歓喜の嵐
万太郎(神木隆之介)は高知で採集してきた植物を東大植物学講師の大窪(今野浩喜)と共同研究をすることになり、連日連夜研究に励む。そしてついに「新種」であることを突き止めた。新種の植物は「ヤマトグサ」と名付けられ、大窪と論文を書き上げて植物学雑誌が完成。2人の発表は、日本で植物学が始まって以来の快挙となった。(以下、ネタバレがあります)
大窪はすっかり植物愛が開花して新種のヤマトグサをわが子のように「この子」と呼んでいる。万葉集の好きな徳永助教授(田中哲司)もこの和名にはじーんと感動していることであろう。とにかく大窪も徳永先生も、すっかり万太郎のピュアすぎる植物愛に感化されてしまった。また寿恵子の冒険心は、万太郎の夢実現のために、高価な石版印刷機の大人買いを強行。万太郎の実家「峰屋」から預かったいざという時のためのお金を使い果たしてしまったのだ。
万太郎の自費出版計画が予算オーバーで火がつきはじめたところに、長屋の倉木(大東駿介)がやってくる。この人も万太郎に巻き込まれた人のひとり。恩を返す時が来たとばかりにあの時の100円を差し出した。かつて倉木に標本を奪われ燃やされる寸前の時、万太郎が100円で買い戻していた。その時のお金。いつかこの時は来ると思ったがこれほど見事キレイにキマるとは。万太郎も寿恵子も助かったとばかりに頭を下げた。この倉木の切れ技の場面では、《倉木の兄貴、かっこよかった》《倉木さん初登場時と比べて顔つき変わったなぁ》《あの時の100円使ってなかったんか》《あの時のお金か!!ここで回収されるとは…こういう展開ほんと好き》などSNSでも注目を集めた。