小林幸子「とまり木」1曲で億単位の印税! 作詞・作曲家が明かす質屋通いからの逆転人生
たきのえいじさん(作詞・作曲家/73歳)
小林幸子の「とまり木」、マルシアの「ふりむけばヨコハマ」、伍代夏子の「忍ぶ雨」など数多くのヒット曲を書いてきた、たきのえいじさん。演歌・歌謡曲だけでなく、小泉今日子の「私の16才」などアイドルの楽曲や「はぐれ刑事純情派」「必殺仕事人V・風雲竜虎編」(ともにテレビ朝日系)などドラマの主題歌・挿入歌も手がけてきた。たきのさんの作った歌を聞いたことがない人はいないだろう。たきのさん、今どうしているのか。
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たきのさんに会ったのは、新宿三丁目から徒歩3分の喫茶店。たきのさん、まずはこう言った。
「8年前から、かとうれい子という歌手と“歌の宅配便”の活動をしています。ホスピスや、ALSなどの難病で寝たきりの方のお宅へうかがい、無償で音楽を届ける活動です」
日本訪問看護財団からの依頼で、訪問看護のテーマソング「人明かり」を作ったのが契機だそう。
「慈善活動は30歳ごろ、千葉県いすみ市にある『いすみ学園』という障害者福祉施設との出合いが最初です。学園歌を作り、歌の祭典のイベントを企画し、今も年に数回訪れています。きれいごとでは施設運営はできませんから寄付もしています。こうした訪問先が長野や三重など7、8カ所あります」