フジ月9「真夏のシンデレラ」歴代ワースト視聴率…森七菜×間宮祥太朗W主演でも大爆死の必然
森七菜(22)と間宮祥太朗(30)がダブル主演を務めるフジテレビの看板ドラマ“月9”「真夏のシンデレラ」の最終回の平均世帯視聴率が6.3%(関東地区・ビデオリサーチ調べ=以下同)だったことがわかった。全10回の平均世帯視聴率は5.7%で、これは2018年1月期の「海月姫」の6.1%を下回り、月9史上ワーストとなってしまった。
今期のドラマでは、日曜劇場「VIVANT」(TBS系)が最終回で世帯視聴率19.6%と有終の美を飾り、SNS上では、いまだ“考察”が止まらず、続編への期待が高まっているのとは対照的だ。
やはり今どき、恋愛ドラマははやらないのか。それとも恋愛に興味がある若い人ほど配信での視聴が中心だからここまで落ち込んだのか。
しかし一番の理由は、何よりもその内容にあったようだ。メディア文化評論家の碓井広義氏は、「申し訳ないけど、今回はよく5.7%いったよねと思うくらい、もっと惨敗してもおかしくないダメなドラマだったと思います」としてこう話す。
「まず『真夏のシンデレラ』という設定からして疑問です。今どき、貧しい女の子がお金持ちの男の子に見初められて幸せを掴む“格差恋愛”なんて誰も望んでいないでしょう。今の若い女性は、そうした『シンデレラ願望』を持っている人なんていないですよ。欲しいものは自分で手に入れようという考え方が主流の時代に、これは作り手たちが頭の中で考えたもので、完全に時代を読み間違えていると言わざるを得ない」