(3)実は鉄道好き! 青春18きっぷや早乗り、旅の計画を立てるのもオススメ
■「鉄道を眺める」という楽しみ方
九州新幹線は開業以来3回乗りました。東海道新幹線と車体の形はまったく同じの「N700S」ですが、九州新幹線は工業デザイナーの水戸岡鋭治さんのデザインで車体のラインがきれいな深紅なんです。それに先頭部のライトは女の人のアイラインのように黒く縁取りされて、お顔がなんとも艶めかしいのです。最近では鉄道にそれほど興味がない人でも目を奪われるようなデザインの車体が増えましたので鉄道を眺めるという楽しみ方もあると思います。
乗車してからは、木が生い茂る山あいの秘境を走ったり、トロッコ列車で渓谷を走ったり。海が見えれば大人になってもときめきます。地域や季節ごとに車窓からの景色はさまざまで美しく、鉄道に乗っている楽しみは尽きません。
最近では鉄道会社が提案する新しい列車も増えました。豪華クルーズトレイン「ななつ星」や旅するレストラン「52席の至福」などです。夜にライトアップされた工業地帯を走る夜景列車というイベント列車もあるんです。コロナ禍が落ち着いた時期に、息子とサフィール踊り子のプレミアムグリーンに乗りに行ったのですが、まるでぜいたくな応接間にいるような感覚で、伊豆半島の景色を優雅に楽しむことができました。