「兄弟子の正楽が亡くなって、紙切りではあたしが一番の古株になってしまいました」
紙切りはどんなお客にも喜ばれる色物である。林家二楽の父親は2代目林家正楽で、子供の頃から紙切り芸を身近に見て育った。紙切りの申し子とも言うべき二楽に、正楽代々の話や芸の苦心談などを語ってもらおう。
まずは、1月21日に急死した兄弟子の3代目正楽について伺った。
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