逆風吹き荒れる青井実アナを起用…フジ鬼門の時間帯で“NHKのプリンス”がMCの勝算は?
フジテレビは、この春から、夕方のニュース番組「Live News イット!」で、NHKを退局した青井実アナ(43)をメインキャスターとして起用。現在、出演中の宮司愛海アナとともに二枚看板となるという。
「丸井」の創業者一族の御曹司で、NHKでは「ニュースウオッチ9」などを担当。“NHKのプリンス”と呼ばれ爽やかな語り口で人気だった。妻はテレビ東京の相内優香アナ(38)だ。しかし、この青井アナ、フジテレビ側からは歓迎の声はあまり聞こえてこない。キー局関係者はこう話す。
「NHKに報告することなしに親族企業から役員報酬をもらっていたことが発覚し、1月に『ニュースウオッチ9』を降板したことが尾を引いているんです。同番組は、22年の秋から、カトパンが降板した後、榎並大二郎&宮司愛海のコンビでやっていましたが、視聴率は上がらず、ここで青井実アナを投入することでさらに視聴率が低迷するのではないかと危惧されているんです」
確かに、激戦区の夕方のニュース番組は、フジテレビにとって鬼門の枠。人気の藤井貴彦アナ(52=この春からは「news zero」に異動)の「news every.」(日本テレビ系)、ホラン千秋(35)の「Nスタ」(TBS系)、そして「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日系)の“3強”がシノギを削る中、フジは長年、この時間帯で民放最下位(テレビ東京を除く)を余儀なくされてきた。