「ふてほどロス」解消できる春ドラマ２作品はコレ！河合優実とクドカンの“テレ東深夜ドラマ”に業界も熱視線

河合優実（Ｃ）日刊ゲンダイ

「ふてほど」の“純子”役で世のおじさん層の心をわしづかみにした河合が、“不愛想な探偵・玲奈”をどう演じるのか、確かに気になる。

　テレビコラムニストの亀井徳明氏も「TBSの『ふてほど』が話題になり、しかも3月最終週まで放送されていたことが、今期のテレ東にいいアシストになる」と、こう続ける。

「最終回の翌週金曜の5日、《今日はもう『ふてほど』ないんだ……》と“ふてほどロス”を実感する絶好のタイミングで、宮藤官九郎さんが企画・脚本・監督の3役を務める『季節のない街』が始まります。『RoOT』と合わせ、ふてほどロスの人たちにとっては《ありがとう俺たちのテレ東！》という感じじゃないでしょうか」

「季節のない街」（金曜夜0時42分）は、山本周五郎の原作をもとにした“青春群像エンターテインメント”で、昨年8月にディズニープラスで独占先行配信された。

「メインの池松壮亮さん、仲野太賀さん、渡辺大知さんという芸達者な3人が、それぞれ愛おしくなるキャラを見事に演じ、濱田岳さんや高橋メアリージュンさんをはじめ、これでもかというほど贅沢な面々がクドカンワールドの住人として生き生きと動きますよ」

　4月のテレ東深夜の「RoOT」と「季節のない街」は、「不適切にもほどがある」を楽しんだ層にとっては、まさに“適切”にもほどがある？