東山紀之社長が英BBCインタビューで鉄面皮のア然…旧ジャニーズ性加害問題「元の木阿弥」の恐れ

公開日: 更新日:

 旧ジャニーズ事務所の創業者である故ジャニー喜多川氏による未曽有の連続児童性加害を世界に伝えた英BBC放送のドキュメンタリーから約1年。被害に遭った「当事者の会」メンバーたちが3月29日、東京・内幸町の日本プレスセンタービルに姿をみせた。旧ジャニーズ問題などを考えるマスコミ勉強会に招かれたのだ。

 ことし2月に心筋梗塞となり、カテーテル手術を受けた元代表の平本淳也氏(57)は杖をついていた。体調を聞くと「大丈夫じゃないですよ」と言って笑った。

 BBCの続報である「捕食者の影 ジャニーズ解体のその後」の内容がこのほど明らかになり、ジャニー氏以外にも、所属タレントに対し性加害を行っていた男性スタッフが2人いたことが改めて伝えられた。

 平本氏はこう言った。

「特別調査委員会の報告書でも挙げられていたものですよね。(BBC番組を機に)今また(国内で)報じられていますけど、やはり海外メディア発だと違うのでしょうかね。まあ、それでウミを出すというきっかけになればいいですけど」

 性加害者のひとりは、昨年9月まで在籍していたスマイルアップ東山紀之社長(57)の元マネジャーだ。にもかかわらず、BBC取材に東山社長が「どなたなのか理解していない」と無表情に答える映像が公開された。被害を訴えた当事者の会メンバーらへの誹謗中傷が浴びせられていることには、「言論の自由もあると思うんですね」などと平然と言ってのけた。これらには当然ながら、批判が噴出している。副代表の石丸志門氏(56)も「憤慨しています」と、こう言った。

「東山社長は誰でも、何を言っても許されるとでも思っているのでしょうか。またそういう発言によって、誹謗中傷者を助長させる可能性すら想像できないのでしょうか。ご存じの通り、誹謗中傷は民事訴訟にとどまらず、刑法上の名誉毀損罪に問われる可能性がある。先日もネットでの誹謗中傷によって、侮辱罪で略式起訴されました。そうしたことも知らないのかと疑ってしまいます。CMなどで誹謗中傷防止キャンペーンを先陣を切ってやるべきでしょうに、全く正反対なのですから、とても信じがたい」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇