千鳥の人気を支える「武骨と義理人情」 初冠の関東ローカル番組はギャラ格安でも降板せず
この賞は、関西ローカル番組の「相席食堂」(ABCテレビ)も4年連続で受賞。同番組は千鳥が街ブラする「いろはに千鳥」と異なり、日本各地を訪れた有名芸能人が地元の人とふれあうVTRを、千鳥がスタジオで「ちょっと待てぃ!!」ボタンを押しながらモニタリング。安定した人気を得ている。
「TVerによって地方局、ローカル番組が全国で見られるようになって、千鳥の人気・知名度が爆発しました。でも、それ以前から関西では“ロケ芸人”千鳥のポジションは確固たるものでした。2人が東京に拠点を移して、関西でそのポストに収まったのがダイアン、かまいたち、なすなかにし、銀シャリ。いずれも成功したことで、その礎を築いた千鳥が再評価されはじめています」(エンタメライターの伊藤雅奈子氏)
ユーチューブとテレビの兼業芸人が増えるなか、大悟はSNSを通じた自己発信を一切しない。初の冠レギュラーを大事にする義理人情の厚さに加えて、その武骨さも千鳥の妙味といえよう。