「Destiny」好評の石原さとみ 役作り徹底の映画「ミッシング」で"可愛すぎるママ"脱却なるか?
■21年公開の映画「そしてバトンは渡された」で初めて母親役を演じる
石原は21年公開の映画「そしてバトンは渡された」で、初の母親役を演じた。演技そのものに対する一定の評価はあったものの、現実感のある母親役ではなかったこともあり、自身のイメージを完全に払拭するところまでは至らなかった。
「これから封切りされる映画『ミッシング』は、娘の失踪事件を機に、マスコミや世間の声に翻弄される母親役ということで、石原は役作りで毎日ボディーソープで髪の毛を洗ったりして女優魂を見せています。アイドル的な人気を誇る女優が、衝撃的な役を演じ、自身のイメージを払拭する形で評価を上げた例として、実際に起こった祖父母殺害事件"をベースにし、長澤まさみさんが息子をコントロールするクズな母親役を演じた映画『MOTHER マザー』が挙げられます」(同)
清純派女優のイメージが根強かった長澤にとって、毒母役はまさに新境地だった。その演技が評価され、長澤は「MOTHER マザー」で、第44回日本アカデミー賞で初の最優秀主演女優賞を獲得している。