菊地凛子が第33回日プロ大賞主演女優賞を受賞 唯一無二のオーラ纏うアラフォー女優に
女優・菊地凛子(43)の勢いがとまらない。31日に発表となった第33回日本映画プロフェッショナル大賞(略称「日プロ大賞」)で、主演女優賞を受賞した。「658km、陽子の旅」(熊切和嘉監督)での演技が評価された。同作品でのタイトル獲得は、上海国際映画祭、TAMA映画賞(いずれも最優秀女優賞)に続くものである。
2023年度後期のNHK朝ドラ「ブギウギ」では、趣里演じるヒロインのライバルで良き理解者でもある茨田りつ子を演じ存在感を示した。その後、ハリウッド共同制作ドラマ「TOKYO VICE Season2」(WOWOW)、民放の4月期クールでは「花咲舞が黙っていない」(日本テレビ系)に出演するなど大忙しだ。
まだまだ無名だった当時、本名の百合子から凛子に改名した直後に受けたオーディションで、ハリウッド映画「バベル」(2006年)でのろう唖の女子高生役を勝ち取り、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。2004年には俳優の染谷将太(31)と結婚し、現在は二児の母。「可愛らしい雰囲気ではなかった」ともがき、伸び悩んでいたのは過去の話。唯一無二のオーラを纏うアラフォー女優として、今後の活躍にも期待がかかる。
日プロ大賞の作品賞は、「花腐し」(荒井晴彦監督、綾野剛主演)。授賞式は7月6日テアトル新宿にて開催予定。