宮沢りえ「波瀾万丈51歳」の現在地 ほとばしる舞台への情熱…2004年の“気づき”がきっかけに
宮沢りえ(51)がこのほどNHK「あさイチ」のトークコーナーに生出演し、舞台への熱意を語って話題だ。
きっかけは2004年、野田秀樹氏演出の舞台「透明人間の蒸気」への出演。稽古から圧倒され、その後10年間、舞台の仕事はすべて受けると思い立ったのだという。
「このままではいけないという気づきをもらったんです。40歳という目標を立てて、それまでにちゃんと呼吸が舞台上でできる人になりたいという一心で」
とにかく経験を積むのが一番と、野田氏や故・蜷川幸雄氏らの演出で舞台女優として、キャリアを積み重ねてきたそうだ。
「2013年の舞台『おのれナポレオン』で、軽度の心筋梗塞と診断された天海祐希さんに代わり、急きょヒロインを務められた姿がいまも強く印象に残っています」と芸能リポーターの小柳美江さんは言い、こう続けた。
「代役を引き受けた勇気、そしてわずか2日半の稽古で130ものセリフを完璧に覚えた女優魂は素晴らしかった。カーテンコールが鳴りやまず、観劇された方々にインタビューすると、全員が感動していて、目に涙を浮かべた人も少なくありませんでした。スタッフ、共演者も大絶賛で、劇場全体が興奮状態だったことを覚えています」