神田沙也加さん元恋人・前山剛久「復帰宣言」にもう一つの障壁…チケット高騰でミュージカル界は汲々
「ただ、それは難しいかもしれませんね。というのも、ここ1~2年、演劇・ミュージカル界はチケット価格が高騰し、ファンが悲鳴を上げています。これまでは、お気に入りの舞台は上演期間中に何度も観賞する人が多かった。ところが最近のチケット高騰で状況が様変わり。ソールドアウトの作品もありますが、《行きたくても金銭的に厳しい》という人が多くなって、チケットが余る作品が増えてきた」と話すのは芸能ライターのエリザベス松本氏だ。
最近上演されたミュージカルのチケット料金をチェックしてみると、S席で1万6500円とか1万7500円と確かに高価格。高騰を嘆くSNSの書き込みは増える一方で、《どんなに好きな舞台でも一度しか観に行けなくなった》《リピートしたくてもお金がない》《S席の範囲が広くなりすぎて、価格に見合わない席がある》なんて悲痛な声も……。
「価格が上がり、リピーターが減少し、結果、チケットが余って赤字が心配される。客席に空席が多いとカンパニーの士気も下がる。会員制のファミリーセールサイトなどで割引価格で出回る作品もあります。チケット価格のさらなる上昇も予想され、舞台ファンがついていけるか心配です。この状況で、《表舞台で見たくない》と拒否反応を示すファンもいる前山さんを、あえてキャスティングしようと企画する関係者がいるかどうか」(前出のエリザベス松本氏)