永山絢斗は執行猶予期間中の"見切り発車"でも 「東リベ」「コールドケース」続編に現実味
そのピエール瀧について取材を進めていけば、関係者から「類まれな彼の才能を埋没させるわけにはいかない。彼以外のキャスティングは考えられないと思わせる魅力がある」という声が聞こえて来るが、永山の周辺でも同じような意見が聞かれる。17年間も世話になった事務所を執行猶予期間中に辞めて"見切り発車"しても十分にやっていける自信が永山にはあったのだろう。
具体的な作品でいえばシーズン3まで続いている『コールドケース~真実の扉~』(WOWOW)。主演の吉田羊にとってバディの永山は欠かせない存在となっており、既にシーズン4製作の情報も流れている。また商業的に当たり役といえるのは、シリーズ3作品で興行収入の合計が約95億5000万円という『東京リベンジャーズ』(ワーナー・ブラザース)で、こちらも待望論が尽きない。さらに永山の追い風になっているのが綾野剛(42)の成功だ。
■綾野剛の最新作『地面師たち』は6週連続でテレビ部門視聴ランキング第1位
綾野は2022年6月期の『オールドルーキー』(TBS系)オンエア直前に、私生活に関して、暴露系YouTuberから激しい攻撃を受けた。少し前ならおかしな噂が立った芸能人は、真偽を問わず露出が激減したものだが、綾野でいえば、豊川悦司(62)とダブル主演を務める最新作の『地面師たち』(Netflix)が6週連続テレビ部門視聴ランキング第1位をキープしている。"すねに傷持つ"役者たちは、地上波で敬遠されても、逆に世界中に視聴者を持つ配信や劇場版で十分活躍の余地を残す時代になった。