百田尚樹氏vs飯山陽氏 “日本保守党ドロドロ内紛”の船出…4月補選の蜜月はどこへ?
9人の候補が乱立した4月の補選で飯山氏は4位にとどまった一方、約2万4000票を獲得。ジャーナリストで同党の事務総長を務める有本香氏は「最初は泡沫候補といわれたが、大きなステップになった。同じことを全国で展開し、理解者を増やしていく」と強調していた。
■他党の妨害で不眠症状に悩まされるようになった飯山氏
「飯山氏は選挙期間中に別の政治団体『つばさの党』に執拗に追い掛け回されたことで不眠、耳鳴りなどの症状に悩まされるようになり、補選後に同党15区の支部長を退任しました。飯山氏からしたら“あそこまで頑張ったのに…”という思いもあるのでしょう」(同党関係者)
飯山氏は自身が比例名簿から外された理由について、「私が思い当たるのは、選挙期間中に(百田)代表に対して、かなり何度も自分の意見を言いました。それは選挙に関わることです。そのたびにですね、私はかなりお怒りを買いました。それも原因なんじゃないかなと思います」と推測している。
一方、百田代表は自身のXで「オンボロ船の日本保守党が大海原に向けて出航しようという、今まさにその時に? いや、その時を狙って、というべきか… 目的はおおよそ予想がつくが、私たちには相手にしている時間はない」と、飯山氏の名指しこそ避けたものの、“相手にしない”方針を明らかにした。