松本若菜は作り手に重宝される遅咲き女優 主演のポジションでも多彩な役がハマる
「わたしの宝物」(フジテレビ系)
10月17日スタートのドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系/毎週木曜22時~)で主演するのは松本若菜。夏ドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)に続く、2クール連続の主演となる。
今回演じる主人公の専業主婦は、夫以外の男性との子どもを夫の子だと偽って育てる“悪女”。「托卵」をテーマに、上戸彩主演の「昼顔」で“昼顔妻”という流行語を生んだ三竿玲子プロデューサーが手がけている。
これまでにも悪女や復讐する女を怪演してきた松本若菜にとっても挑戦となる難しい役柄だが、公式サイトでのコメントで彼女が「等身大の女性を演じられることに喜びを感じました」と語っているのが、新鮮だった。
エンターテインメント性を重視したドラマでは、どうしても悪女を過剰に描写する脚本になることも多く、視聴者はそれを面白がって見る傾向がある。しかし、今回彼女が演じるのは、宝物を守るために悪女になるしかなかったのであり、基本的には等身大の女性で、悪女の怖いイメージとは違う、せつない悪女なんだなということに、彼女の言葉から気付かされた。