著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

下ネタ不遇時代でも武器となる ルシファー吉岡の「悲哀」と「バカバカしさ」

公開日: 更新日:

「やっとこっからだと思ったスタート地点は、ゴールだったんですよね」
 (ルシファー吉岡/テレビ朝日系「アメトーーク!」2月6日放送)

  ◇  ◇  ◇

 今年開催される「R-1グランプリ」(フジテレビ系)で、実に7回目の決勝進出となったルシファー吉岡(45)。ルシファーといえば下ネタだ。それゆえ、地上波の番組ではなかなか、その実力が発揮できていないが、ABEMAの「チャンスの時間」では得意の下ネタが生かされ“ハマった”。だが、「ここから仕事増えるかもしれないなと思ったんですけど、世にあんまりエロい仕事ってなくって」と振り返り、語った言葉を今週は取り上げたい。

 ルシファーは、東京電機大学大学院修了後、自動車部品メーカーに就職した。もともと芸人になりたい気持ちはあったが、コンビを組もうと思っていた友人に断られ、「芸人=コンビ」という先入観があった彼は断念したのだ。

 大学時代から「レンタルビデオ店に行って、お笑いビデオ数本とエロビデオを借りる日々」(パーソルキャリア「まいにちdoda」2019年10月25日)だったという。そうした中、劇団ひとりバカリズムのネタを見て、ピン芸人という道もあると考え、マセキ芸能社の養成所に入った。そこで初めて作ったネタも「エレベーターの中でうんこを漏らしてしまう」という下ネタだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  3. 3

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  4. 4

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 7

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  3. 8

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  4. 9

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  5. 10

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」