フジ春の月曜ドラマは「楽しい」だけの局じゃないアピール? 小泉今日子×中井貴一の“軽”→北川景子の“重”の「二段積み」に透ける思惑
「特にフジテレビは月9『119』で“耳がいい”、火9『アイシー』で“カメラアイ”がありましたし、水10『問題物件』の“イヌガシラさん”も卓越した能力がある。この3人に加えて、月10『秘密』の“遺体の脳を見るMRI”を使えば、どんな難事件でも解決しちゃいそうな……でも、それぞれのエピソードの中で“親子”や“家族”の関係性についてしっかり描かれることがありましたね。木10『日本一の最低男』も“親子”について描かれることが多かったですし、その回は見応えがありました」
フジではないが、3月28日に最終回を迎える「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS=金曜夜10時)も、父親の死から始まるサスペンスだった。
「ドラマが人間を描く以上、どんなジャンルであっても“親子”や“家族”が描かれるのは当然なんですが、今期のGP帯では特に目立ったような気がします。そしてその傾向は、春ドラマでも続くでしょう」(前出の亀井氏)
カンテレ制作枠のフジ月10の春ドラマは、北川景子(38)主演の「あなたを奪ったその日から」。食品事故でわが子を失ったヒロインが、事故を起こした惣菜店の社長の娘を誘拐するという、サスペンスフルでありながら親子愛を描く物語のようだ。