小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い
今年1月期ドラマは、TBS系が日曜劇場、フジテレビ系が月9、NHKが大河と、芸能プロダクション「トップコート」の所属俳優を各局の看板枠が主演か番手でキャスティングしたことでテレビ関係者の注目を集めた。
一つの芸能プロがドラマ看板枠を独占するのは、「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の横浜流星(28)から「豊臣兄弟!」の仲野太賀(32)に続く、2年連続で主演をキャスティングした「スターダストプロモーション」の例がある。しかし、同時期に主要3局の主要キャストが全て同じプロダクション所属というのは極めて特異なケースといえるだろう。
その「トップコート」が送り込んだ役者たちだが、芸能関係者の評価は大きく分かれた。高評価を得たのは、TBS系日曜劇場「御上先生」の松坂桃李(36)。昨今、ドラマ制作者が敬遠しがちな教育ものにもかかわらず、第9話までの世帯平均視聴率は10.6%。前作の日曜劇場枠で神木隆之介(31)が主演を務めた「海に眠るダイヤモンド」の8.3%を大きく上回ったことで、局幹部たちは驚きを隠さないという(視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。
「ドラマのクオリティーよりも、『海に眠る~』の制作費の半分以下で、落ち込んだ視聴率を回復させてくれたことが大きい。セットやロケに頼らず、人間ドラマで視聴者をひきつけた松坂の頑張りに称賛の声しきりです。このコスパの良さは、これからの主演級役者に求められるファクターにもなってくるでしょうね。また、『御上先生』のオンエア中に、松坂が27年度の大河『逆賊の幕臣』の主演に決まったことが発表されたのも追い風になりました」(ドラマ制作関係者)