実写版「白雪姫」“強い女性像”の押し売りに違和感噴出! 聡明なのかバカなのか不明な謎キャラクター
だが、実写版「白雪姫」が世界的に批判されている最大の要因は、「ディズニーらしい夢がないストーリー」と「女性の生き方の多様性を勘違いした描写」だと見る向きもある。
■「強く賢い」という見せ方をしながら最後はそそのかされて毒りんごをパクリ
「オリジナル版のように王子に守られるだけではなく、自立し、どこでもリーダーシップを発揮する強い女性という"新たな白雪姫像"の見せ方に、かなり力を入れたように感じます。ですが、王子には助けてもらわないが、小人には助けてもらうという矛盾もありながら、強く賢いという見せ方をしてきたにも関わらず、結局はそそのかされて毒りんごを食べてしまうので、リメイクの白雪姫はバカなのか賢いのか、白雪姫のキャラクターがブレ、感情移入できるポイントがなかった印象です」(映画関係者)
またミュージカルパートが多い割に、現実的なセリフが多く、物語としてもファンタジーとして描きたいのか、現代的に描きたいのかが見えにくく、ディズニー本来の"夢のある物語"というポリシーが損なわれているようにも感じた。