出演者は“35歳以上限定”“全員男性”など中高年からLGBTQ+まで…多様化する「恋愛リアリティショー」
今や動画配信の定番コンテンツといえば「恋愛リアリティショー」。ABEMAでは「今日、好きになりました。」や「オオカミちゃんには騙されない」など、若年層向け番組が若手タレントの登竜門的存在にもなっている。そんな中、その“出演者”にも変化が起きている。
中高年男女の恋愛を描いた「あいの里:Season2」(Netflix)は、昨年11月に日本国内週間ランキング1位に。35歳以上の男女が古民家で共同生活を送りながらパートナー探しをする内容で、藤田ニコル(26=写真)の美人母も“スポーツジムの経営者・パチゆみ”として出演。また7月に配信した「ボーイフレンド」(同)は出演者全員が男性でLGBTQ+の恋愛を描き、配信が終わると“ボーイフレンド・ロス”現象も起きるほど。現在、シーズン2の制作が決定している。
「恋愛リアリティショー」といえば、かつて地上波では「あいのり」「バチェラー」「テラスハウス」(フジテレビ)あたりが印象的で、若者たちが等身大の恋愛に一喜一憂し共感するイメージだったが、いったい何が変わったのか。同志社女子大学教授の影山貴彦氏(メディア論)がこう言う。