50歳の熟女ヘアヌード写真集を出版した松坂慶子
<2002年8月>
TBSのドラマ「水中花」(79年)で妖艶なバニーガール姿を披露、網タイツ姿で歌ったテーマ曲「愛の水中花」の大ヒットでも知られる松坂慶子。
映画などでも濡れ場や激しいラブシーンを演じ、フェロモンを振りまいた。結婚は90年。同年の映画「死の棘(とげ)」でもヌードを披露したが、ヌード写真集は一度も出版したことがなかった。
ところが、02年、50歳にして突如、ヌード写真集「さくら伝説」を出版して話題をさらった。
最初にウワサが出たのは01年7月。業界筋から「大物女優M・Kがヘアヌード交渉中」という情報がリークされ、松坂の名前がマスコミを賑わすようになった。松坂は当時、出産後の激太りや東京電話のCMで大根片手のオバサン主婦の演技が話題となっており、マスコミも半信半疑といったところだった。
しかし、翌年、それが現実となる。当初ヘアヌードには抵抗のあった松坂だが、02年の年明けに作詞家なかにし礼氏の小説「さくら伝説」と出合ったことで決心がつく。「さくら伝説」は夫の浮気を知ったヒロインが耽美(たんび)な妄想の世界に入り込み、内なる鬼に突き動かされるように背中に入れ墨を彫って、さらには官能の女に変身していく物語。松坂は「主人公を演じてみたい」と乗り気で、小説をモチーフとする企画がスタートした。