樹木希林に不倫を暴露された久世光彦
「下駄屋のともこ」とは番組内で由利徹の娘役を演じた新人女優のぐちともこ(当時21)。すでに妊娠8カ月で内々で父親が久世であることを知らぬ者はなかったが、樹木の爆弾発言で会場は大混乱となった。
真っ先に「バカヤロー。そんな話やめろ!」と絶叫したのは久世の友人としてパーティーに呼ばれていた沢田研二で、席を蹴って会場を後にした。共演者が聞こえないフリや目をそらすなどする中、当ののぐちは泣き崩れ、仲間に抱えられた。
樹木の発言を受けた久世は「今、希林さんが言ったことは事実。ともこも大きなオナカで頑張った。このことは僕の不徳です。でもこれが人間なのです。僕はムーが大好きでした」とスピーチした。数時間後、騒ぎを聞きつけた樹木の夫、内田裕也が店に飛び込んできたが、ジーンズ姿のため入場を断られ、押し問答の末、パトカーが出動する騒ぎも。殺気立った内田は「あのヤロウ、離婚だ」と息巻いた。
騒ぎに対して、樹木は「久世さんがああした状況の中でなし崩しにショボショボしていくのが耐えられなかった」「2人の気持ちを軽くしてやろうと思った」と真意を語った。内田には「離婚というならああ上等」とキッパリ。沢田に対しては「ああいう見せかけの優しさが久世さんをダメにした」と反論した。