斉藤由貴 モルモン教徒と電撃婚
<1994年12月>
連続ドラマ「スケバン刑事」(フジテレビ)で主役の麻宮サキでブレークした斉藤由貴。91年には尾崎豊(当時25)との不倫がマスコミを賑わせるなど、私生活でも話題を振りまいたが、結婚も注目の的だった。
斉藤は一家そろっての熱心なモルモン教徒として知られていた。モルモン教はアルコールやカフェイン、たばこなどを禁じる厳しい戒律で知られており、もちろん婚前交渉や不倫は厳禁。尾崎との関係については当初は沈黙を貫き、「同志みたいな感じでした」と表現した。
93年7月、斉藤は26歳で再び深夜の密会をスクープされる。相手はやはり妻子ある川崎麻世(同31)。妻カイヤ同伴で会見を開き、話題となった川崎に対して、斉藤は「理性と感情の葛藤でした」「自覚がない無責任な行動で(教会から)除名処分を受けても仕方がない覚悟でいます」と泣いて心境を語った。
2度の不倫スキャンダル。敬虔(けいけん)なモルモン教徒の父親は斉藤に「女優をやめろ」と激怒。マスコミは「魔性の女」「不倫女優」と書きたてた。