三田寛子 歌舞伎界のホープ橋之助と結婚
■1991年11月
小泉今日子や中森明菜らとともに、“花の82年組”と呼ばれて活躍した三田寛子。結婚は25歳の時で、相手は歌舞伎界の名門、成駒屋次男の中村橋之助(当時26)。
三田によると、橋之助との初対面は88年公開の映画「寅次郎~サラダ記念日」の撮影中。共演の尾美としのりの陣中見舞いに訪れ、橋之助と出会ったという。それが縁で以前から三田の熱烈なファンだったという橋之助は89年1月23日には雑誌の対談で三田を指名。直前まで舞台に出演していた橋之助は父親の中村芝翫がひいきにする料亭の閉店時間を延長してセッティングし、スタートはなんと深夜0時。日本酒をグイグイやりながら盛り上がり、対談終了後はカップル用の狭い部屋に三田を誘ったという。
その後はゴルフトーナメントに出場する三田に橋之助がレッスンをするなど急接近。89年公開の映画「開港風雲録」では兄妹役を演じたが、ロケ中の休日には2人でゴルフに行くなどデートを重ねた。
もっとも、「歌舞伎がなかったら生きていけないくらいの人」という橋之助は初めてのドライブデートでかけたカセットが歌舞伎の演目。ご飯を食べていて突然、セリフの練習が始まることもあり、三田は驚かされることも多かった。