内容知らず…秋吉久美子が語った“19歳初ヌード”撮影秘話
秋吉久美子(61)が3日、ヌード写真集「KUMIKO AKIYOSHI 1973 NUDE」(小学館)の発売記念サイン会を開いた。
この作品は秋吉が19歳のときに、千葉県の九十九里浜と都内のスタジオで撮影されたもの。秋吉にとっての初ヌードが今回改めて写真集として発売になる。
「“絣の少女”というテーマで撮る」と聞かされていたため、ヌード撮影だとは事前に知らなかったという秋吉は当時について「そういうことになるとは夢にも思わなかった。だから途中で機嫌が悪くなっちゃって、そうしたら周りもみんな機嫌が悪くなって、撮影をやめようとなったんです。そしたら『別に君でなくてもいいんだ』と言われたんです。その言葉で(発奮して)『私が私でなくちゃいけないものを』と思って、(後日)マネジャーに『ついてこなくていい』と言って、ひとりで六本木のスタジオに行って全部ひとりでやりました」と回想した。
ヌードになった理由は「日本的情感で『脱げば女優になれる』とか『覚悟』とか、そんな感覚は一切なかった。時代の流れでそうなった」と淡々と語った秋吉。
ヌード撮影を黙って現場へ連れて行った当時のマネジャーについては「お墓の下にいるけど、まだ許してない」と語っていたが、作品の仕上がりは巨匠・沢渡朔の撮影だけに、見応え十分。写真集が売れない“冬の時代”だが、中高年の郷愁をくすぐるのは確実。強気の初版1万部も完売必至か。