「麻雀放浪記2020」はピエール瀧“同情商法”でヒット確実?
ピエール瀧こと瀧正則容疑者(51)が麻薬取締法違反(コカイン使用)の疑いで逮捕されたことを受け、関係各所はドタバタだが、そんななか「異例中の異例」(映画ライター)と話題になっているのが、瀧容疑者が重要な役どころで出演している斎藤工(37)主演作「麻雀放浪記2020」(白石和彌監督)の対応だ。あくまで公開前に行う試写を実施しなかった“代わり”というものだが、配給の東映は製作委員会名義で映画関係者にムビチケカード(鑑賞券=一般1400円)とプレス資料を発送。その配布先は2000近くに及ぶという。
「過去にも作品の納期が押したり、クオリティーが微妙でイマイチの前評判が立つことをけん制して試写を実施しない作品はあった」(前出の映画ライター)というが、こうしたアフターケアは極めて珍しい。同封されていた手紙には〈『麻雀放浪記2020』の出演者であるピエール瀧氏が逮捕されたことは、大変遺憾なことと受け止めております。〉と“ピエールショック”についてもしっかりフォローされている。瀧容疑者が逮捕されたのは、12日深夜。衝撃の一報を受けて文言を作成し、関係各所へ確認。印刷して封筒に入れて翌13日には発送したというから仕事の速さたるやアッパレだ。